
近年よく耳にするNISTとは何の略なのでしょうか。
これはNational Institute of Standards and Technologyの頭文字で、アメリカ国立標準技術研究所のことです。
NISTの前身の設立は1901年で、1988年までは国立標準局(National Bureau of Standards)NBSと呼ばれていました。
NISTはアメリカ合衆国の国立の計量標準研究所の役割であり、商務省配下の技術部門でありながら非監督連邦機関としての存在です。
正職員は3,000人、メリーランド州ゲイザースバーグに本部があり、コロラド州ボルダーには研究所があります。
NISTは公式任務を「経済的(安全)保障を強化し生活の質を高めるような手法で、計量学や標準規格、産業技術を進歩させることによって、アメリカの技術革新と産業競争力を促進することが目的」としています。
電子認証を実装する際の技術的な指針や保証レベルなどを制定しており、暗号化技術については特に世界の指針となっている存在です。
NISTという機関は知られるようになってきましたが、具体的にどのような取り組みをしているのか知らない人も多いでしょう。
取り組みについて知りたい場合はガイドラインに目を通すと分かりやすいです。
「SP800-171」というガイドラインが存在しており、アメリカの政府機関によって決められたセキュリティ基準となっています。
これはアメリカの関与するサプライチェーンに大きな影響を与えるものです。
ビジネスにおける調達から消費者への供給の一連の流れにおいて、一貫したセキュリティを保つために必要とされています。
業務委託なども含めて関連する企業や団体に向けたセキュリティ対策です。
この存在を把握しないまま、アメリカの政府機関の範疇にある機関と取り引きしようとすると、門前払いにあってしまうので注意しましょう。
言い換えると、事前にNISTの掲げる具体的な項目をチェックして、それをクリアするための準備をしておく必要があるということです。
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